2012年1月22日日曜日

全日本選手権、愛ちゃん優勝☆

愛ちゃんこと、福原愛選手が全日本の女子シングルスで優勝した。

これは日本の卓球界にとって、特筆すべき慶事であると思う。
愛ちゃんの優勝のすばらしさは、それが単に個人的なものにとどまらず、「努力すれば報われる」ということを、卓球を通して世界にメッセージとして送っているからだ。

日本の卓球界、いや、日本国内で愛ちゃんを知らない人はいないだろう。
3歳から卓球を始めて、はや20年。小さい頃からマスコミに注目されてきた。

失礼を承知ではっきり言うが、天才肌ではない。
長く、一生懸命にぶれずに卓球一筋にがんばってきた女の子である。そう、あえて女の子であると言おう。なにせ、愛ちゃんはまだ23歳のギャルなのだ。
小さなころから卓球を始めて、いらい20年間、卓球だけにすべてを費やしてきた、と言っても過言ではないだろう。

もちろん、現在、そんな卓球人生を歩んでいる選手はほかにもたくさんいる。ただ、その中、知名度の点では愛ちゃんは別格だ。昨年優勝した石川佳純でさえ、その点では残念ながら及ばないだろう。
いや、比較ではない。私が言いたいのは、愛ちゃんは、それら無名の選手の代表であるということなのだ。あえて断言しよう。卓球だけでなく、スポーツ界すべての努力を積み重ねている選手たちの代表であると。
選手だけではない。それを支えるコーチやスタッフをも代表する存在だ。福原の優勝インタビューで出た、コーチへの感謝の言葉がそれを表している。

だからこそ、この愛ちゃんの優勝には意味があるのだ。
毎日毎日、こつこつと努力を重ねてきた愛ちゃん。
全日本に初めて出場してから13年という。 
天才と言われ、毎年、優勝はまだか、まだかと言われ続けてきた少女。
全日本で優勝することは、オリンピックに出ることよりも難しいということを、卓球界の人はよく知っている。
努力しつづければ、すばらしいことを成し遂げられるのだ、ということを身をもって体現したのだ。少女は、みんなの心からの「願い」を実現した。
だからこそ、彼女の優勝はすばらしい。
本人もとても嬉しいのはあたりまえだが、卓球界が、そしてスポーツ界が全体で喜ぶべき慶事であると私は思う。

努力すれば報われる、こんなに力強い、人を励ますメッセージを伝える出来事はそうざらにはない。

ほんとうに良かった。

愛ちゃん、全日本優勝、ほんとうにおめでとう。

心から、お祝い申し上げます。

感動をありがとう。

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